10月1日。
大好きな不動産会社を辞めて2年が経った。景色が流れるかのように時間が過ぎてきた2年間だった。

先日歩いていると、不動産時代の同期と後輩にたまたま出会った。

僕らは、まだ人も少なく明日つぶれるかもしれないベンチャー企業に入った。
その日々は毎日が青春だった。システムも制度も、いろいろな環境が全然整備されていなかった。僕たちは1年目からそれらを会社や先輩と一緒に自分たちで作ってきた。

当然、社長が創業した当時はさらに何もなかったことも聞いていた。
だから簡単なシステムがあることだけでもすごいことだと思ってたし、無いものに愚痴を言うのではなくどうしたら実現できるのかを必死に考えていた。

当時オフィスを見渡せば全員が見えた会社はでかくなった。
「ここに自分がいたら」今だってそう思うことがある。
役員を筆頭に全員があぐらをかかずに作り上げられた形だ。

しかし組織が大きくなれば脆くなる部分もある。

人が増えれば、一人一人の責任感が薄れていく。
環境が充実すれば、物への有り難みが薄れていく。
資金が潤えば、1円の重みを忘れていく。


それはどんなに屈強な営業会社でも異例ではない。
その中で循環が作られ、組織は大きく強靭なる。

新しい社員たちはある程度「出来つつある環境」から仕事をするから、それが当たり前に与えらるものだと勘違いすることもある。苦しい時期を見た人間とそうじゃない人間ではモチベーションの差もおおいにあるだろう。

そんな二人の言葉は、けして愚痴ではなく、逆に冷静に状況を見ていて、そして少しだけ悲しげに僕に届いた。


「お前らはぬるま湯に浸かるなよ。」

去り際に、なぜか僕は彼らにそんな言葉を口にした。
青春を駆け抜けた仲間へ、振り絞るように出た言葉だった。


08













起業して、僕は今でも毎日が本当に青春だ。
メンバーの成長や成功に、
売り上げに、
チャレンジの成功にも失敗にも、すべてが一喜一憂して、一秒一秒に魂を費やさねければ気が済まない生き方になった。

苦しいことばかりで、去年はお金が無くて3回くらい限界になりそうな時があったし、自分の力不足でいなくなっていった人もいる。

それでも僕は誓うし進む。

「若者が夢を持てる世の中をつくる」
6年間僕が毎日口にしている言葉に自分自身も応援されている。


「憧れを創り 憧れを映し 憧れであり続ける」
若羽を創業して1年半、今はみんなが口にするミッションになった。


若羽が世の中に憧れを生み出し続けるチームにしたい。
僕の人生をかけた青春だ。